「高速道路では空気圧を低め?それとも高めがいい?」
こんな風に疑問に思ったことはありませんか?
ネットで見ていると色々な情報が飛び交っているので結局どうしたら良いのか解説します。
こんにちは!
こんな悩みを解決する記事を書きました。
外に出ると毎日タイヤに目が行ってしまうなおぴーです。
【自動車整備士の資格を保有】
無駄な前置きは省いてさっそく見ていきましょう。
結論
最初に結論を出しますが、高速道路も一般道も空気圧は(適正空気圧~+20hPa)がベストです!
なので、どちらかというと「高め」が正解になります。
ちなみにこれは、タイヤの状態が正常であることが前提での内容です。
(正常な状態とはタイヤの溝が残っていてひび割れなども無い状態のことです)
その理由:空気圧は低くても高すぎてもタイヤに良くない
タイヤをイメージしてください。
地面との接地しているタイヤの面は、少したわんでいます。
そのタイヤが転がると、その面のたわみは解消されます。
その時また接地面に来た部分がたわみます。
ということで、タイヤはたわみと戻りをずーっと繰り返しているわけです。
その状態はタイヤにダメージを与えています。
イメージできるようになったら次に行きましょう。
空気圧が指定圧より低いと
先ほどのイメージの状態で、空気圧が低いとどうなると思いますか?
たわみと戻りを繰り返す際に、その差が大きくなるので、その状態でタイヤが転がるとタイヤへのダメージがさらにが大きくなるというわけです。
ここまでで、空気圧が低いとタイヤへのダメージが大きくなることが理解できたと思います。
これを踏まえて高速道路での走行を見ていきましょう。
高速道路の走行でのタイヤの状態
気になっているのは高速道路の走行。
高速道路では一般道よりもスピードが出るため、タイヤの回転が速くなり、その分遠心力が働いてタイヤは楕円形になります。
そうすると、上述した(タイヤのたわみと戻りの差)がその分大きくなります。
【空気圧が指定圧より低い状態での高速運転】は一番悪い条件が揃ってしまいます。
空気圧が低くい状態で高速道路を走ると
もう想像つく方もいると思いますが、たわみと戻りの差が増してそれに耐えきれなくなったタイヤは…バーストしてしまいます。
高速道路でのバースト事故が多いのはこれです。
では次に、逆に空気は指定圧力よりも高ければ高い方が良いのか?というと
空気圧は指定圧より高ければ高い方が良い?
逆に空気圧が高いと効果がいいのかというと、そうでもないんです。
空気圧が指定圧より高いと、イメージで言うとタイヤがパンパンになります。
その状態では、地面とタイヤの接地面が少なくなります。
接地面が少なくなると、運転に影響が出てきます。
分かりやすく言うと、タイヤの接地面が少なくなるのでハンドリングが敏感になります。
敏感とは、少しのハンドル操作で車の動きが大きくなるのでハンドル操作が難しくなります。
その他には、その接地面に重量が集中するので、その部分がすり減りやすかったり、タイヤがパンパンな分だけ段差などの振動も伝わりやすくなります。
タイヤは1ヵ月で5%~10%の空気が漏れます
そもそもタイヤはゴムでできていて、ゴムは空気を通す性質なので、タイヤは1ヵ月で5%~10%の空気が漏れます。
ゴム風船をイメージすると分かりやすいです。
以上の事を踏まえて改めて結論です。
以上の理由から改めて結論
空気圧が低いとタイヤにダメージを与えて寿命を縮めるだけではなく、バーストする可能性が増す。
空気圧が高すぎても運転の安全性が低下する。
タイヤはゴムでできていて1ヵ月で5%~10%も空気が漏れる。
その結果、高速道路も一般道も空気圧は適正空気圧~+20hPaがベストです。
というわけで高速道路でのタイヤの空気圧に関する疑問は解決できたのではないでしょうか。
タイヤの空気は月に一度は点検して安全を確保しましょう!
又、自宅にタイヤの空気入れがあれば、隙間時間で空気圧管理ができてとても便利です。
空気入れに関しては【電動空気入れ】便利なツールの使い方とメンテナンスガイドこちらの記事を参考にしてください。
今回の内容は以上になります。
最後まで見ていただき、ありがとうございました。
コメント